新着情報

コラム

エンジンオイルをわかりやすく解説!軽自動車の交換時期はいつ?

投稿日:2022.04.15 更新日:

オニキス新青梅店の河村です。

今日は車にとって大切な【エンジンオイル】について書いてみようと思います。

自動車に乗っている方なら、エンジンオイルは交換が必要なことはご存知かと思います。
では、なぜ定期的な交換が必要なのでしょうか?

▼エンジンオイルの役割って?

そもそもエンジンオイルの役割って何なのでしょう?
エンジンという機関は、多数の金属部品で構成されています。
その内部では、金属同士が擦れ合いながら高速で動いているわけです。
硬いもの同士が直接擦れ合えば、摩擦が生じ、摩耗や摩擦熱による変形が発生するのは想像に難くありません。
そうならないために必要なのがエンジンオイルなのです。

エンジンオイルは、それそれの金属部品を油膜で包み、その膜のおかげで金属同士が直接触れるのを防いでいます。
エンジン内部を潤滑し、摩擦熱の発生を防いでいるから、金属同士が摺動(擦れ合って動くこと)しても壊れないんですね。

▼エンジンオイルの劣化によって生じるトラブルとは?

ただ、高速で動くエンジンの中はとても過酷な環境です。
常に高温にさらされ、内部に発生する汚れや、摺動部から出る金属粉を取り込むエンジンオイルは、性能の劣化が避けられません。
例え走行距離が少なくても、空気に触れているだけでも時間と共にオイルの酸化が進み、性能が失われていきます。
劣化により潤滑性能が落ちてくると、エンジン内部の抵抗が増え、燃費が悪化してしまいます。
著しく性能を失った場合、部品を包む油の膜が破れて金属同士が触れ合い、部品の破損や、焼き付きと呼ばれるトラブルを招きます。
こうなると非常に高額な修理費用を覚悟しなくてはいけなくなります。

また、汚れたオイルはスラッジという厄介なものを発生させます。
スラッジとは、エンジン内部で発生した燃えカスがオイルに取り込まれたものです。
オイル交換をしてこなかったエンジンは各部の摩耗が大きくなり、そのせいでオイルが燃える量が増えてスラッジが増加。
燃えてしまうのでオイルの減りも早くなります。
スラッジが発生するとエンジン内部が茶色っぽくなったり、酷い状態だとヘドロ状の黒いスラッジが付着していることもあります。
このスラッジがオイルの流れる経路を詰まらせてしまうと、エンジン内部を正常に潤滑できなくなり、これまたエンジンに致命的なダメージを与えることに。。。恐ろしいですね。

このようなトラブルを防ぐためにも、一定の走行距離や時間を経過して劣化したオイルは、交換が必要となるのです。

エンジンオイルを交換する際は、オイル内の汚れをキャッチするオイルエレメントの同時交換もお勧めです。
オイルエレメントが目詰まりするとオイルをろ過する性能が落ちてしまうので、最低でもエンジンオイルの定期交換2回に1回くらいは換えたいところです。

▼どのオイルを入れれば良い?

では、どのオイルに交換すればいいのか?
色々な種類があるから迷ってしまいますね。
適したオイルが分からないときは、お車の取扱説明書に書いてあるので確認してみてください。
それでも自信が無いときは、プロにご相談いただくことをお勧めします。

▼軽自動車のエンジンオイルについて

AxStyleでラインナップしている軽自動車たちは、小排気量エンジンの性能を引き出すために、高回転を使用する場面が多くなります。
そのため、エンジンオイルには厳しい使用環境ですので、オイルの管理は大変重要になります。
エブリイの取扱説明書では、NAエンジン車で10,000km、ターボエンジン車で5,000km、または6か月で交換するよう書かれています。
実際にはその半分くらいで交換されるお客様も多くいらっしゃいます。
ちなみにエブリイでは、一定距離or時間を経過すると、オイル交換を促すランプが点灯します。
このタイミングを目安にオイル交換を実施されるのが、交換忘れを防ぐことにもなるのでお勧めです。
愛車の心臓部であるエンジンを健康に保つためにも、オイル交換スケジュールには気を配ってあげてくださいね。

▼まとめ

エンジンオイルは入ってるから大丈夫♪と点検もしないのは、後々大変な故障につながる可能性があります。
だからこそ、日頃からの定期的な点検と交換が大切なのです。
エンジンオイルを交換すると、新油ならではの潤滑性能でエンジン音が静かになったり、回転がスムーズになったり、燃費が改善したりといった効果を体感できることもあります。
そういったところに意識を向けてみると、オイル交換も楽しくなるかもしれませんよ♪

-コラム
-,